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スケボーを左右にターンさせるための役割を担うトラック。スケートボードの中で最も重要と言っても過言ではないパーツになります。
ただ各ブランド見た目はほぼ同じで、どれを選んで良いかわからない、という意見が多いと思います。自分がどういったスケートボードに乗りたいとか、どういったスケボーをしていきたいのか、を定めるためにぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
初心者の方向けに各トラックブランドの種類や特徴をご紹介します。
「説明の前に、先に商品を見たい!」 という方はこちら
トラックの車高について
車にも共通することですが、スケートボードのトラックにも車高があります。ブランドによって基準値が違いますが、HI / MID / LO の特徴をご説明します。
HI(ハイ)
車高が高く、可動域が広く、ターン性能が発揮できる。オーリー時に板が立ち上がり易く、足が擦り上げ易い。大きめのウィールも装着できる。
MID(ミッド)
HI だとちょっと高くて、LO だとちょっと低いと感じる方のための絶妙な車高。
LO(ロー)
車高が低く、可動域は狭いですが、重心が低く設計されるため安定感がある。テールが当たるタイミングが早い為、軽くテールが叩ける。あまり大きいウィールを装着すると *ウィールバイト を起こしてしまう。
–「ウィールバイト」とは、ターンした時にデッキとウィールがぶつかって摩擦が生じ、急ブレーキがかかってしまう現象です。
ウィールバイトを完全になくすことはできませんが、軽減させるために、ウィールを小さいサイズに変更する、トラックを HI にする、ライザーパッドを使って車高を上げる、キングピンナットを閉めてトラックを硬くしたりするなどの対策をしましょう。
トラック車高表
以下が各ブランドの車高(高い→低い)順になります。
*多少の誤差があることをご了承ください
ブランド | モデル | 車高 |
---|---|---|
INDEPENDENT STAGE 4 136 HI |
64mm | |
ACE AF1 33 HI |
64mm | |
KRUX K5 8.0 HI |
64mm | |
KRUX K5 DLK 8.0 HI |
64mm | |
TENSOR MAG LIGHT 5.25 HI |
64mm | |
INDEPENDENT STAGE 11 139 MID |
63mm | |
ACE CLASSIC 33 HI |
63mm | |
VENTURE TEAM EDITIONS 5.2 HI |
62mm | |
TENSOR ALLOY 5.25 HI |
61mm | |
ACE AF1 33 LO |
60mm | |
THUNDER TEAM EDITIONS 147 HI |
60mm | |
ACE CLASSIC 33 LO |
59mm | |
VENTURE TEAM EDITIONS 5.2 LO |
58mm | |
TENSOR MAG LIGHT 5.25 LO |
56mm |
各トラックブランドの特徴について
当店で扱っている各トラックブランドの特徴についてご説明します。
※すべてベーシックなスタンダードモデルを対象にしてます。
ベンチャー(VENTURE)
“安定感を求める方”
可動域が狭くクイックな動きには弱いですが、沈み込みが少ない為、ブレが少なく安定感がある。車高は LO/ HI から選べます。
モデル
TEAM EDITIONS / V LIGHTS / V HOLLOW LIGHTS / V TITANIUM
サンダー(THUNDER)
“程よい安定感と軽さを求める方”
車高が低い為、安定感があり可動域性能もまずまず。テールから地面までの距離が短いのでオーリーが軽く叩ける。大型のウィール(54mm以上)はウィールバイトしやすく不向き。
モデル
TEAM EDITIONS / LIGHTS / TEAM HOLLOWS / HOLLOW LIGHTS / TITANIUM LIGHTS
インディペンデント(INDEPENDENT)
“可動域を求める方”
車高が高く可動域も広い。深く沈み込む為、体のブレにも対応し柔軟性がある。車高は MID / HI から選べます。
モデル
STANDARD / HOLLOW / FORGED HOLLOW / FORGED TITANIUM
エース(ACE)
“機動性を求める方”
可動域が広く、可動域の反応が早いため軽くクイックに小回りが効く。車高が高く大型のウィールにも対応しているためクルーザーにも重宝する。車高は LO / HI から選べます。
モデル
CLASSIC / AF1 / AF1 HOLLOW
テンサー(TENSOR)
“業界最軽量!とにかく軽さを求める方”
癖のない乗り心地でオールラウンドに対応。とにかく軽い為、浮遊感のある乗り心地。車高は LO / HI から選べます。
モデル
ALLOYS / MAG LIGHT
クラックス(KRUX)
“ある程度の軽さと機動性を求める方”
機動性が高いが、可動域はそこまで小回りせず安定的な乗り心地。ハンガーに大胆に穴が空けられており軽量化されている。
モデル
K5 STANDARD / K5 DLK
気になるトラックは見つかりましたか?
最初に重要なのはどのトラックで 【基準】 を作るかになります。スケートボードが上達するにつれて自分の好みが出てきますので、色々試して自分好みのトラックを探しましょう!
トラックはどのくらいで交換する?
縁石などに架けたりするグラインドトリックなどをしなければ、トラックが消耗することはありません。グランドトリックができるようになった場合は、ウィールを付けている軸部分、シャフトが見えてきたら交換時期になります。
トラックの軸部分に入っているブッシュと言われるウレタン素材のパーツにヒビが入ったりして希望のターンができなくなった場合は、ブッシュだけの交換が可能ですので、ご相談ください。
【まとめ】自分のスタイルに合わせてトラックを選びましょう!
初心者の方向けに各ブランド・トラックの特徴について解説しました。
-可動域を求めるなら
HI(INDEPENDENT、ACE、KRUX)
-安定感を求めるなら
LO(VENTURE、THUNDER)
-可動域と安定感、両方欲しい方は
MID(INDEPENDENT)
-とにかく軽量を求めるなら TENSOR、または各ブランドの軽量モデル。
乗ってみてから感じることがたくさんさんあると思いますが、以上の説明を参考に、まずはだいたいで構いませんので、自分のスタイルに合わせてトラックを選んでみましょう!
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