ベアリングってどう選ぶの?スケボー初心者へ贈るベアリング講座

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ベアリングはスケボーの滑り心地を大きく左右する大切なパーツですが、初心者からすると見た目がほぼ変わらず、どれを選んだらいいのかわかりづらいと思います。
今回はベアリングの選び方とおすすめブランド、商品をご紹介します。

ベアリングとは?

ベアリングとは、スケートボードのウィール(タイヤ)の回転が止まらないように摩擦を軽減し、スピードのある滑りや走行の快適層を向上させるパーツです。
ベアリングの中には金属のボールが内蔵されており、ボールが回転することで摩擦を最小限に抑えます。

ベアリングの構造

ベアリングの構造

前述の通り金属のボールが最も重要な部分となり、インナーとアウターリング、その間に設置されたボール、ボールを保持するリテーナー、最後に外側を保護するシールドという構造になっています。

ベアリングの種類

ベアリングの種類

スケートボードのベアリングには大きく分けると「オイルタイプ」「グリースタイプ」があります。
ここではそれぞれのタイプ別に特徴を紹介します。

オイルタイプ

オイルタイプはサラサラした粘度の低いオイルが注入されたベアリングです。
後ほど紹介するグリースタイプと比較すると、オイルの粘度が低い分抵抗が少なく、スムーズに回転するためスピードを出しやすくなります。

反面、オイルが切れてくるとボールとインナー/アウターリングが傷みやすくなるので、オイルを補充する必要がある点や、シールドも片面のみ装備しているものが多く、中に入り込んだゴミを取り除く必要があるなど、定期的なメンテナンスが必要になります。
軽い滑り心地、スピードを求める方にはおすすめのベアリングになります。

また、工業用のオイルなどを使用すると故障の原因になるため、スケートボード専用のオイル使用しましょう。

グリースタイプ

グリースタイプはオイルよりも粘度の高いグリースが注入されたベアリングです。
グリースはオイルと比べると若干の抵抗がありますが、軽すぎず、しっかりとした滑り心地が楽しめます。

また、グリースの効果は半永久的に持続するためオイルを注入する必要もなく、両面にシールドがついているタイプが多いので、メンテンナンスの必要もありません。
どちらかというと取り扱いが楽なのはグリースタイプと言えるでしょう。

ベアリングの規格(ABEC)にも注意しよう

ベアリングの規格(ABEC)

ベアリングには回転のしやすさを示す「ABEC(エーベック)」という規格があります。ABEC(エーベック) 表記とは、アメリカ規格の精度等級を表わす数値です。スケートボードに使用されるベアリングでは3~9のものが中心で、数が大きくなるほど精度が増しスピードに対して安定性が高くなっていき、一回のプッシュでの伸びが増します。ブランドによってABEC(エーベック) 表記のないものもありますが、基本的に価格が高くなればなるほど回転数や安定性、耐久性が増していきます。

ABEC(エーベック) に関しましては、価格と相談してなるべく数字の高いものを選ぶことをお勧めします。

ボールの数と素材について

ボールの数と素材

ベアリングに使われているボールの数や素材も影響を与える要素の1つとなっています。
どちらかというと上級者向けのお話かもしれませんが、知識として知っておきましょう。

6ボール

ベアリングのボールの数は基本的に7つですが、メーカーによっては6つのボールを搭載したベアリングが存在します。
ボールの数が少ないほど摩擦が減り、スピードが早くなります。また若干軽量化にもつながります。

ボールが6つのベアリングは珍しいのですが、スピードを追求したい場合には使用を検討してみるのも良いかもしれません。

セラミックボール

ボールの素材によっても滑り心地は変わります。
セラミックボールを使っているベアリングは軽く、早くて耐久性も高いです。

また、耐熱性にも優れており、一般的なベアリングのスチールボールは長時間使用で熱を持ち壊れてしまうことがありますが、セラミックボールの場合は熱に強くて丈夫です。

性能は高いのですが、その分高価なのでどうしてもスピードを追求したい、予算に余裕があるという場合には検討するのも1つの手です。

スペーサーってなに?

スペーサーって何?

スペーサーとは、ウィールの内側に取り付ける円柱型のパーツで、ウィールの内側と外側、それぞれのベアリングにかかる負担を均等にし、耐久性を高めてくれます。

スペーサーも滑り心地に影響する要素になりますが、ベアリングの耐久性を重視する場合は取り付けを検討しましょう。
ブランドや商品によってはベアリングにスペーサーが付属している場合があります。

もしベアリングに付属していない場合は、単品でも販売しています。

どうやって選ぶ?

ここまでの情報のおさらいとなりますが、ベアリングを選ぶ際のポイントになります。

メンテナンスが面倒な方は、グリースタイプ。
スピード重視の方はオイルタイプで、6ボールのベアリングも検討するなどもおすすめです。
予算にも余裕があって、スピードも耐久性も全てを求める方はセラミックをおすすめします。
いずれにしても、エーベックは高めのものを選びましょう。

もしわからないことがありましたら、いつでもお問い合わせ下さい。

ベアリングの交換方法

ベアリングの交換方法

コンプリートを手に入れた後に、ベアリングだけ交換したくて後から購入した場合などは当たり前ですが自分でベアリングを交換する必要があります。
なれている人であればトラックのシャフト部分にベアリングを引っ掛けて斜めに引っ張ることで外してしまうのですが、パーツが破損する可能性もあります。
なるべく「ベアリングプレス」という専門のツール(工具)を使用しましょう。
力も使わずベアリングの脱着が可能で非常に便利なツールです。

ベアリングプレス

おすすめのベアリングブランド&商品

ここからはおすすめのベアリングブランドと商品をいくつかご紹介します。

ボーンズロゴBONES BEARING(ボーンズ ベアリング)

BONES(ボーンズ ベアリング)

1978年に GEORGE POWELL(ジョージ・パウエル)と STACY PERALTA(ステイシー・ペラルタ)の2人が立ち上げた POWELL PERALTA(パウエルペラルタ)のベアリングブランドとして1981年に設立された、ボーンズベアリング。スケートボード専用に一から考えられ、独自の仕様に沿って製造した、高品質・高回転にこだわったボーンズベアリング。長年に渡り、スケートボード用ベアリングとしてトップに君臨し続けています。

SWISS

BONES(ボーンズ ベアリング) SWISS(スイス)

20年以上も世界で愛され続け、スピード、耐久性に優れたスイス製のベアリングです。
他のベアリングと一線を画するその違いは、全世界のトッププロ、アマチュアスケーターの使用率を見れば歴然。
片側のみラバーシールドとなり、少ない摩擦抵抗と、簡単にメンテナンスを行う事が可能です。

オイルタイプ
ベアリング スペーサー4個付属

REDS

BONES(ボーンズ ベアリング) REDS(レッズ)

中国製で量産型ですが、ボーンズ特有のクオリティーを駆使し二度の検品処理を経た、低価格ながらレベルの高いベアリングです。
片側のみラバーシールドとなり、少ない摩擦抵抗と、簡単にメンテナンスを行う事が可能です。

オイルタイプ

SUPER SWISS 6

BONES(ボーンズ ベアリング) SUPER SWISS 6(スーパー スイス 6)

摩擦抵抗が非常に少なく、最高品質で作られているスイス製のBONES SWISSの6ボールタイプモデル(通常モデルは7ボール)
通常より17%大きいボールを使用する事で、より早く回転し、速度の伸びを実現。
小さいボールベアリングでは速度低下の原因となっていた小さな汚れも、ボールが大きい事で速度低下を軽減します。
片側のみラバーシールドとなり、少ない摩擦抵抗と、簡単にメンテナンスを行う事が可能です。

オイルタイプ
ベアリングスペーサー4個付属

ニンジャベアリングロゴNINJA BEARING(ニンジャ ベアリング)

NINJA(ニンジャ ベアリング)

1995年創業、ニンジャ ベアリングはトヨタグループの工場でスケートボード専用に開発されたベアリングブランドです。その力はスケートボードのみならず、ドラムメーカー、PEARL社製バスドラムのキックペダルにも使用されているほどの実力を持つ。そして常に新しい商品を開発をし、日々進化しています。

STAR 7 OIL

NINJA(ニンジャ ベアリング)STAR 7 OIL(スター7 オイル)

ニンジャのスタンダードシリーズの中で最もエーベックレートの高いモデル、STAR 7。
オリジナルオイルが充填されており、乗り出しからスピードが出ます。

オイルタイプ

SUPERAIJING 雷神(ABEC 7)

NINJA(ニンジャ ベアリング)SUPERAIJING(雷神)

通常の STAR 7 モデルに比べ内部の隙間を多く取り、より速い回転を実現させたモデル。
オリジナルオイルが充填されており、乗り出しからスピードが出ます。
かなり評判の良いベアリングの1つです。

オイルタイプ

NINJA BEARING ニンジャ ベアリング SORA 宙

NINJA(ニンジャ ベアリング)SORA(宙)

新たな技術が詰まったシールドレスベアリング。
シールドレスでも特殊形状リテーナーがシールドの形をしており、砂やホコリの侵入と、ベアリングの劣化を防ぎます。
リテーナーが約2倍の強度でボールが飛び出しにくくなっています。
繰り返しのテストで、ライディングに最適な ”低トルク” を具現。(トルクは滑らかな回転を妨げる力の事)

オイルタイプ

ブロンソンロゴBRONSON SPEED CO(ブロンソン スピード カンパニー)

BRONSON(ブロンソン スピード カンパニー)ベアリング

SANTA CRUZ(サンタクルーズ)、INDEPENDENT(インディペンデント)、OJ(オージェー)、などのスケートブランドを長年に渡りプロデュースする NHS DISTRIBUTION が全精力を注ぎ込み、2015年に立ち上げられたベアリングブランド、ブロンソン。オイル切れの心配が少ない構造、オイルにセラミックパウダーを混ぜる事により焼き付けを防止、ボールの摩擦そして摩耗が極力少ない構造、シュリンクパックの中に窒素ガスを入れ長期保管しても錆びない工夫など、新しいテクノロジーが詰めこまれてます。

RAW

BRONSON(ブロンソン ベアリング)RAW(ロウ)

業界初となるカバーがない、シールドレスデザイン。
高価なタングステンコーティングを施すことで、シールドレスながら高速で耐久性に優れたモデルです。

オイルタイプ

G3

BRONSON(ブロンソン ベアリング)G3

ブロンソンが最初にリリースした高品質でコストパフォーマンスの高い看板モデル、G3。
シュリンクパックの中に窒素ガスを入れ、長期保管でも錆びなどの不具合が出ない工夫など、今までのベアリングには無い機能が多く盛り込まれています。

オイルタイプ
ベアリングスペーサー 4個付属

その他のおすすめベアリング

その他グリースタイプなど、おすすめのベアリングをご紹介します。

MODUS BEARING(モーダス ベアリング)TITANIUM

MODUS(モーダス ベアリング)TITANIUM

オーストラリアの高品質ベアリングブランド、MODUS(モーダス)。

独自開発の耐久性に優れたグリースタイプのベアリング。
片側のみラバーシールドとなり、チタニウム製 ボール/リング仕様。
粘度の高いグリースはベアリングの耐久性を向上します。
メンテナンスは基本的に不要です。

HARD LUCK BEARING ハードラック ベアリング HARD SIX

HARD LUCK(ハードラック ベアリング)HARD SIX(ハードシックス)

JASON JESSEE が手掛けるスケボー・スケートボードのハードウエアーブランド、HARD LUCK(ハードラック)。

クロムスチール6ボールベアリングに新設計の強化ナイロンボールリテーナーを採用。
ボールサイズを大きくし、プレミアムリテーナーを使用することで、摩擦が少なくなり、加速性、回転数、耐久性が向上します。

SAMPLE BEARING(サンプルベアリング)

SAMPLE(サンプル ベアリング)

摩擦抵抗を極限まで抑えた高耐久性クロム鋼ベアリング。
高耐久性クロム鋼を世界トップレベルの超精密機械加工技術を用いて加工することで、高精度・高品質なベアリングを安定して生み出しており、フリクションロスのない回転と耐久性を兼ね備えています。
ゴミの侵入を防ぐベアリングカバーは精密に製作され、3年間のテストで外れたことがありません。

研究機関で製品検査を行い、精巧な作りが検査証明された唯一のスケートボード用ベアリングです。

ベアリングのメンテナンスについて

ベアリングメンテナンス

グリースタイプは基本的にメンテナンスフリーですが、ベアリングは使用するにつれてホコリやゴミが中に溜まったりするので定期的にメンテナンスが必要になります。
取外し可能なシールドの場合、外して中身を掃除し、オイルを数滴補充して完了です。
意外と簡単にできるので、長く使う場合はぜひ試してみてください。

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【メンテナンス】意外と簡単!?ベアリングクリーニング編

【メンテナンス】意外と簡単!?ベアリングクリーニング編・Skateboard Recipe 01

【まとめ】スタイルに合わせたベアリングで一段上の滑りに

ベアリングの詳細、選び方とおすすめブランドをご紹介しました。
冒頭でお伝えしたとおり、ベアリングはスケボーの滑りに大きく関わる大事なパーツです。
タイプごとの違いを理解して、自分のスタイルと合わせたベアリングを選んで、よりスムーズなスケボーを楽しんでください!


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