【日本語訳】TRAFFIC(トラフィック) “Rick’s Picks” ボードシリーズが生まれた経緯

Traffic から公開された、Behind the “Rick’s Picks” board series” (リッキーが選んだボードシリーズの裏側) と題した動画に、日本語字幕を入れました。

TRAFFIC RICK'S PICKS DECK

フィラデルフィア(イーストコースト)の地を世界に知らしめたスケーター、Ricky Oyola が手がけるデッキブランド、TRAFFIC SKATEBOARDS (トラフィックスケートボード) からリリースされた “Rick’s Picks” ボードシリーズ。個人的にも RICKY とは交友があり、当時を振り返ることのできる特別なシリーズ。制作側(Josh Stewart / Theories of Atlantis)にちゃんと許可をいただき、日本語字幕入り版を制作しました!リリースの裏話を是非ご覧下さい。


MIKE STEIN(以下、MS)
私の名前は MIKE STEIN(マイク・スタイン)、TRAFFIC SKATEBOARDS(トラフィックスケートボード)のグラフィックデザイナーです。ここに RICKY(RICKY OYOLA / リッキー・オヨラ)の歴代デッキがあって、彼のプロモデルについて話していこうと思います。これが今回自分が手掛けた TRAFFIC のニューシリーズのグラフィックです。

RICKY OYOLA(以下、RO)
今季、2019年秋のシーズンの TRAFFIC デッキは長年グラフィックを手掛けてきた MIKE STEIN のアイディアであり、いつかやりたかったことで、自分の歴史の一部でもある ZOO YORK の再スタートのタイミングもあって、時期的にも良かった。

MS
元々のアイディアは RICKY のオリジナルのグラフィックシリーズを再リリースしたかった。101 でやってた NATAS のオリジナルボードのリイシューみたいな感じで。だから RICKY が所属していた ZOO YORK、SILVERSTAR、ILLUMINATI からリリースされていた RICKY のオリジナルグラフィックに今の TRAFFIC のライダーたちを落とし込んだグラフィック。

RO
自分が気に入っていた歴代モデルのリイシュー、とってもうれしいシリーズだ。1枚しかリリースされなかった ILLUMINATI のモデル、ILLUMINATI は短い期間しか存続しなかったけど、ブランドのコンセプトやアイディアが素晴らしかった。

MS
この ILLUMINATI のデッキと ZOO YORK の HYDRANT(消火栓)のデッキはデザイナー、ELI GESNER によるもので、大きな影響を受けたデザイナーだ。もちろん本人にもちゃんと確認を取って、祝いの返事をもらえたよ。

RO
LUKE MALANEY がこの ILLUMINATI のグラフィック、そしてコンセプトをそのまま ILLUMINATI から継続して生まれたブランドが SILVERSTAR。SILVERSTAR は ELI にちゃんと話してアイディアを受け継がせてもらったブランド、それが今回の HIROKI のボードだ。

MS
この SILVERSTAR SIX DEGREE の時代、ちょうど自分が SUB ZERO(RICKY をサポートしていたフィラデルフィアの老舗スケートショップ)で働いてた時期で RICKY もよくショップに出入りしていた。96年、97年頃、世間は 7.5くらいの細いデッキが流行ってた時代だけど、このオリジナルのシェイプは今でも十分乗れるシェイプだよ。この ZOO YORK は有名なグラフィックで、RICKY がスケートをやりこんだ中古デッキだけど、貼ってある ZOO YORK EMPIRE WHEEL や SUB ZERO のステッカーが懐かしい。

RO
ELI がデザインした ZOO YORK の HYDRANT(消火栓)のデッキ、当時多くのブランドが短いスパンで新しいグラフィックのデッキを頻繁にリリースしていた時代だ。でもこのグラフィックは1年半位の間リリースされ続けたモデル。俺は当時 MATT REASON と毎日いっしょにスケートボードをしてて、MATT は ADRENALIN のプロライダーだったけど、その間に彼のプロモデルは20枚位リリースされていた。イカれてるよ。多すぎだろ、そんなにあったら家の壁のスペースがほとんどもってかれるぞ。
そして自分の SILVERSTAR モデルの再リリースで PHILADELPHIA PHANTOMS のグラフィックを選んだ。PHANTOMS は フィラデルフィア FLYERS のジュニアホッケーチームで、俺はホッケーが好きだから。

MS
これはマイナーリーグのチームで PHANTOMS のアイコンの真ん中に SILVERSTAR の星が入ってる。

RO
個人的に一番大事だったモデルは ZOO YORK からリリースされた初のプロモデル、LOVE のグラフィックだ。初めてプロモデルをオファーされて何も考えずに「グラフィックは LOVE にしてくれ」って頼んだモデル。プカ、マケナ、仲間たちと一緒にタトゥーも入れた LOVE のグラフィック、これは大事なやつだ。RICH はこのエリアから出てきたスケーターで、必然的に RICH がこのグラフィックになった。

MS
RICH ADLER だけが LOVE PARK で育ったスケーターで、これは必然だと思う。

RO
このシリーズはそれぞれが意味を持つ。この時代を生きた人たちには共有してほしい。

MS
このオリジナルのデッキは記憶に残ってるけど、乗ることはできないし見つけることもできない。収集癖がある変態的頭脳な自分は、作ればまたこのグラフィックでスケートできる、って考えたんだ。

RO
このグラフィックはただのグラフィックではない。その時代を期間を思い出すものだ。


そしてこちらが ZOO YORK、ILLUMINATI、SILVERSTAR の RICKY OYOLA を用いた当時の広告。

ZOO YORK RICKY OYOLA AD

ILLUMINATI RICKY OYOLA AD

SILVERSTAR RICKY OYOLA AD


RICKY OYOLA を語る上で絶対に外せないパート
eastern exposure 3 / underachievers(1996)


TRAFFIC SKATEBOARDS (トラフィック スケートボード)

フィラデルフィアを本拠地に、アメリカ東海岸を代表するストリートスケーター、RICKY OYOLA (リッキー・オヨラ)が2004年に立ち上げたデッキブランド、TRAFFIC SKATEBOARDS(トラフィックスケートボード)。スローガンに SPOT SEEKER(スポットを探す連中)を用い、世界中のストリートスポットを常に貪欲に探している。日本とも非常に交流が深く、TOKYO TRANSFER(2009)、LOOK RIGHT(2019)といった日本で撮影したDVD、2タイトルをリリースしている。

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posted by Yuichi Ohara